簿記3級を受けました
2019/11/17(日)に商工会議所の簿記3級
の検定試験を受けました。私の動機とかはおそらく誰も興味が無いでしょうから置いておいて、感想は一言でいうと……「噂に聞くよりずっと難しいけれど勉強して良かった」です。
どれくらい勉強したかというと、もう忘れかけていますが、テキスト1冊と過去問をやりました。私はこれまで会計に関する本は、企業の業績を数字で読むために多少は読んでいました。(国貞克則著 財務3表一体理解法 (朝日新書)や毎年春や秋にある週刊ダイヤモンドとかで特集される記事などなど。)なので、BS(貸借対照表)やPL(損益計算書)には多少の理解があったつもりでした。ですが、物を仕入れて売り、経費を払い、日々の仕訳を積み重ねて決算報告書になるという過程を簿記3級で学び、生半可だった知識が少し具体的に思えるようになりました。
雑多なメモですが、すべてが明確に記述できるのが自分には新鮮でした。(それで問題が解けるかとのは別の話ですが)
- 仕訳があり、期末に締め切り、繰り越すものと損益として確定させるものがある。試算表(貸方借り方)からBSとPLが作られる過程には少し感動しましたt
- 源泉徴収は「所得税預り金」、給料は「所得税預り金」と普通銀行に振り込まれる額の合計
- 備品の価値は取得したときの額から減価償却累計費を引いたものとするため費用として減価償却費を計算する
- 貸しているお金(売掛金)の価値には相手が倒産することを考えて貸し倒れ引当金を引いたものを資産価値とし、貸倒引当金繰入として費用とする
商売はすごく簡単に考えると、利益は売り上げから仕入れ代金を引いたものですが、それは小学校のときに算数で習ったときのままでした。実際には品物を売ったからといって必ずしも手元に現金があるわけではなく、資産と費用(借方)、負債と資本と収益(貸方)の間に追加し、付け替え、締め切り繰り越し、統一的に記述できるのは勉強して良かったです。
それで肝心の試験ですが、受かったかどうかは微妙です。いざ解くとなると、曖昧なところは必ずと言っていいほうど間違ってしまいます。
- 収入印紙、郵便切手を費用として処理していたものを貯蔵品勘定に振り替える、という最初の問題。収入印紙は租税公課、郵便切手は通信費なのかな。
- 商品有高帳の問題。純売上高の計算を間違った。売上原価は大丈夫だと思うが。売上総利益=純売上高 - 売上原価 なのだが、これらの用語になじみがなかった。
他にもあったが忘れました。
周りは若い人が多かったです。計算機を2つ用意している人、消しゴムを2つ用意している人、計算機の連打が止まらない人、など、それぞれすごい方(皆若い女性)が多かった気がします。次、はあるのか分かりませんが、メモでした。