【読書】Quit Like a Millionaire (contd. 1)

昨日に続いて、

  • 第2章 PEACH SYRUP, CARDBOARD BOXES, AND A CAN OF COKE
  • 第3章 BE EDUCATED OR DIE

を読みました。前者はそれぞれ思い出であり教訓的にある象徴として語られ、後者は教育こそが貧困を脱する道という信念を語っています。

教育

両親の話が出てきます。国民党員であったがゆえに不遇な境遇で文革の時代を生き、カナダに来ても貧困な生活から始まります。 貧困を脱するには商売で成功するという作戦もあると思います。しかし、父もその教えを受けた著者も考えは違います。教育こそが貧困から脱する唯一の手段だとしています。何かズルや裏技は求めません。

社会のシステムとして開かれているしくみに従って生きようとする信念が良いと思いました。 文革の時代にはそれが無かったので、それに比べたら今は何と良い時代であることでしょう。自分は持て余してきましたが。学べること、当たり前ではありません。

Scarcity Mind-set

これはキーワードです。翻訳はどうなっているのか後で確認したいところですが、過度な欠乏から対象に対する感度が高くなる状態、生存本能が働き本質的に有用なものを感知できることになることのように使われている気がします。制約があるところに創造、レジリエンス、適応、生き延びる本能が強くなる。最初の方にErnest Hemingway の逸話が紹介されましたが、著者の好きな作家なのではないかなと想像しました。簡潔で力強い文体なので。

読んだときはいろいろ思ったことや思いついたことがあったのですが、いざ書こうと思うと難しいです。本のあらすじを紹介することは目的ではないので、要約は避けようとすると途端に内容を書けなくなる。。。

キーワードともに例を挙げながら著者が怒号のごとく説明を続けます。いつも頭がフル回転している著者を感じながら、読み進めていきたいと思います。Be educated or Die の章では、父と教育の感動の話があり、教育を大切にする父を肯定し、最後は

And he was right; all the blood, seat, and tears to get my degree were worth it in the end. But as you'll see in the next chapter, not all college degrees are created equal.

と結ばれているのですが、次のchapter を読みたくなるように、展開が気になるアニメのような終わり方をしています。さすが。。。

恥ずかしいマイ単語帳

English 日本語
cardboard 段ボール、厚紙
debiliate 衰弱させる
paralyze 麻痺させる、無力にする
story arc ストーリー・アーク
narrative 物語
eyelash まつ毛
fixture 備品
infomercial 生放送形式のコマーシャル
coax おだてる
devour むさぼり食う
rag ぼろきれ、みすぼらしい人
intriguing 興味をそそる
morph into に姿を変える
sarcasm 皮肉
wasp sting ハチの針
hobo 渡り労働者
chic 上品さ
keep up with the Joneses 最新の流行を追う、隣人と張り合う
intriguing about 関心を払う
setback 逆行
faze びっくりさせる
tuition 授業料
wedge くさび
relive 追体験する
fondness 優しさ
diabetes 糖尿病
weird 変な
strive 努力する
assimilate 同化する
tip of iceberg 氷山の一角
dormant 休眠
hindrance 妨害