東京地区の参議院選挙 遊説を聞いてみた (続き:立憲民主党)

枝野さんの立憲民主党の新宿での遊説を聞きました。ずっと立っていて足が疲れた。プロの撮影がYoutube に上がっていますね。(→ここ) なので、私のメモは意味ないですが、自分のために。

区議会議員の演説

最初の区議会議員の応援演説がありました。

  • うすい愛子さん。 北区区議会の女性議員。LGBTと女性の人権。20代だそうです。
  • 中山みずほさん。世田谷区議員。同じように女性の権利について話されていた気がします。
  • 沢田けいじさん。 文京区区議会委員。東大院卒の保育士で、保育士の立場や保育の現場を良くしたいそうです。

いずれも数分の短いスピーチでした。

比例代表

白沢みきさん

  • これまでの候補が性的マイノリティ、夫婦別姓などの権利を問題にされていて自分とは関係ないと思って聞いていましたが、こちらの「シングル宣言」、堂々と一人家族宣言、は身近な問題として感じ、この切り口で問題に取り組まれている貴重な候補者と感じました。特に、話が上手なのもありますが、自身が「独身」として「自分の問題」として考えられていて、他の候補者にはない真実味を感じました。確かに独身、子供なしの人に対する国の対策、スタンスは考えた方が良いでしょう。

  • もとアナウンサーだそうです。

石川大我さん

  • 文京区の区議員で、ゲイだそうです。後の枝野さんの講演でもありましたが、同性婚夫婦別姓はその権利を認めればよく、それ以上にどのような論点があるのか分かりませんでした。新宿アルタ前にこの方の名前の宣伝車だけ、とても目立つ位置にあった気がします。

市井紗耶香さん

  • もとモーニング娘で、子供を出産、現在子育てだそうです。髪型が芸能人っぽいと思いました(外見のことを話すのはよくですね、失礼しました)。経験を通して子育て支援を訴えられていました。子育て支援はお金を配るだけのではなく、新しい解決策を提案してもらえたらと思いました。「足りないのはお金」というのは、あちこちで聞き来ますが、本質的ではないと思います。お金を介さないで助けることはできないのでしょうか、などと考えながら聞きました。必要な物品やサービスの提供、ローカルでの互助システムの作り方とか。

党員ではない一般の方?の応援演説

政治アイドル

  • という存在を初めて知りました。町田彩夏さんがマイクを持って、政治家に劣らぬ演説をされていました。

筑波大学の学生

  • と名乗られていた若手男子。アジる話し方はプロでした。主張は「弱い立場の人の声を国会に届ける、選挙に行って投票しよう」とのこと。

  • 彼の話にかかわらず、一般に被害を訴える主張に対しては、「被害の声を国会に届ける」というお上にすがる話ばかりでなく、ポジティブな解決策を期待していしまうのだが、この感覚はおかしいだろうか。私は、例えば写真ではビックカメラOppoスマホの宣伝を大きく出しています。自由競争のもとでこれは何も問題はないのですが、日本の経済を支えているモノづくりを議論する材料にはならないでしょうか。

f:id:xtkd:20190716001956j:plain
私の場所からはずっとプロカメラマンの後頭部に隠れて候補者が良く見えませんでした

候補者

塩村文香さん

  • セクハラ野次の話。子育てや非正規の話をされていたのか、メモがなく、思い出せません。

山岸一生さん

  • 「国会の質問王になる」を約束。かつて薬害エイズで質問をした枝野さんのような質問をできるような芯のある方なのかはどうか。全てはこれからだが。
  • 直接話されるところを見たいと思いましたが、その目的が果たせて良かったです。素人っぽさがあるのかと思いきや、プロのしゃべり方そのもので意外でした。拍手の量も政治家歴が長い塩村さんよりも大きかった気がし、手慣れている感じがしました。
  • 正しく情報を伝えること、情報公開は大切だが、それは手段。正しく活用し、より良い社会の実現をどうするのか、ビジョンやアイディアなども聞きたかったです。

枝野幸男さん

これまでの候補者らの演説にあった問題を総括されていました。「国民の目線」の話ばかりで、国会の議論が国内のそれも内向き、限られた財の分配の話ばかりで良いのか。分配、平等、情報公開を問題は重要ですが、それだけではなはずです。 輸出は成長している、黒字なのに何故豊かにならない、現政府な現状に対応できていない、トリクルダウンはおきない、ということを話されていて、他の候補者とは違い、ここでようやく「政治家」として全うな視点での話がなされた気がしました。

雑感

いずれの講演も短くまとめられえていて、考えずに聞くには楽しめる構成でした。これだけ同じ話、年金、労働、同性婚夫婦別姓、戦闘機購入、安倍批判を聞かされれば、誰もが「真似」して話せるだろうと思いました。それ以上の何かを感じたかった。

例えば、晩婚、少子化については、原因は何なのか、どのような問題があり、また、どのような問題があるのか、もう少し議論熟考をされた後の言葉を聞きたかったです。今、世の中でいたるところでバランスの悪さが問題になっていますが、問題を問題だと騒ぐだけでは、騒がないよりは良いですが、足りない気がします。司会の方もプロで「SNSに上げてください」「写真を撮って下さい」となんどか言う場面があり、自発的な行為であると思っているものをそのようにアジるのに私は引きました。とりあえず「シングル宣言」に一票かな。(女性に弱いおじさんエンジニアということか。。。)

全体的には多様性と勢いはあり、それを信念のある枝野さんがしっかりまとめられている良い政党という感じがし、また、よくも悪くも今どきな感じがして身近に感じました。